
私が今回のモーターショーで一番惹かれたクルマ「日産 IDx」。

今となっては旧車と呼ばれるかつての日産のクルマたちのデザインをモチーフに近代的に仕上げたコンセプトカー。

とくにレーシーなニスモバージョンにクラクラ来た。これは欲しい!

かつてアメリカンマッスルの最盛期のスタイリングのマスタングやカマロそしてチャレンジャー、ランボルギーニミウラをモチーフにテール部分をデザインされたアウディA7、美し過ぎるクーペだったP1800のデザインを刷り込んだ現在のいくつかのボルボなど、かつての秀逸なデザインを焼き直すといってはナンだが、それらのデザインを現代によみがえらせる手法をとるクルマは多いが、日本車はあまりそういった類の試みを見ない気がする。
「そんなことしなくても、日本車は優れたデザインを次々に生み出すのサ」というようにも到底思えない。懐古主義と言うことなかれ、優れたデザインというものは時代に関係なく生み出される可能性を持つものであり、それはクルマであっても同じ。
私はよく昔のクルマのデザインは良かった、とクルマにそこまで興味のない奥様や、会社の同僚相手に語ることがあるが、それは昔の方がデザインの優れたクルマが多かったと言う意味であり、現在のクルマはおしなべてデザインが劣っているという意味ではない。また、日本車を槍玉にあげることがあるが、それも日本のクルマメーカーが嫌いなのではなく、日本人としてかつては優れたデザインのクルマが多数あったのに、今は合理性だけを狙ったのか、単に顧客に売りつけやすいデザインだけを狙っているように思える状況が悔しいからだ。

と、今日も脱線気味なので話を本に戻すが、iDxは優れた過去のデザインをモチーフに、近代的なクルマに仕立てた日本車では画期的なクルマだと思う。走りの楽しそうなFRスポーツカーを連想させるが、86のような無難なFRクーペスタイルではなく、こんなクルマが街中を走ってたら明るくなるなと思わせる。

しかしながら、IDxはコンセプトカー。市販されるかどうかも分からないが、このまんまのデザインで出てくるかどうか。

いや、日産ならやってくれるんじゃないだろうか。
ジュークの突飛なスタイルは個人的には全く賛同できかねるが、アレを出しちゃうくらいなら、ランドローバーがコンセプトカーLRXのスタイリングをそのままにイヴォークとして発売したように、この古くて新しく、そして乗る人も見る人も楽しめそうなクルマを近い将来世に送り出してくれるのではないかと期待したい。
そして私は迷うことなく予約した。
iDXのミニカーを・・・。
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