さて、ホープ軒のラーメンは一度食べて感銘を受け、その後久しく食べれなかったラーメンですが、こちら桂花ラーメンは、一度食べてハマって何度も食べたラーメンです。
予備校の先生に強く勧められ、初めて食べた桂花の太肉麺(ターローメン)は、「なんだこのしょっぱいとんこつは!?」「なんだこの固い麺は!?」「なんで生のキャベツがのっているんだ!?」と驚きの連続でしたが、なぜかその日の夜にはまた食べたくなってしまったのをよく覚えています。それからというもの、新宿に行く用事があれば、アルタの脇あたりの細い路地を入り、これまた細長いペンシルビルの階段を身をよじらせて上り、狭い店内でこのちょっと変わったラーメンをがむしゃらにすすったのです。
今でこそ店舗も増え、他の個性派ラーメンに埋もれてそれほどスポットの当たらなくなった感があるのはホープ軒と同じである桂花ですが、個性的なとんこつラーメンは相変わらずおいしいです。でも、私の住む横浜からは店舗が減り、残る1軒も横浜西口のビブレ地下にあるフードコート。味は良くても、なぜか高校生がたむろする若干さびれたフードコートの脇ですする桂花ラーメンからは当時の感動を感じられなくなりつつあるのも事実です。
関東で桂花を食べるなら都内、できれば新宿で食べるのがお勧めですね。

写真:桂花といえばやっぱり太肉麺! by iPhone 3GS